日置川(ミドル&ロアー)ダウンリバー 2019.07.07
十津川系支流から移動して、前夜は中辺路で泊。一応、日置川をメインに据えていたが、水量次第では日高も視野にしていたのだが、ネットで日置川15tの漕行記録を見て日置川を決断。ミドルセクションの川沿いの県道は昨年以来通行止め(9月末まで)。県道に入って程なくの通行止めゲート付近に格好のプットインを見つける。
通行止めを迂回するため、長い回送となる。プラス20-30分ほどでミドルのテイクアウト付近に到着したが、もう少し距離を取るため、つなぎセクションから安川合流、ロアーセクションと上陸地点を探して進み、結局ロアーのテイクアウトに到達。仕方がないのでここに車をデポし、プットインに戻った。
今回のプットインからミドルのプットインまでは、およそ1.5kmほど。流れと瀬はあるが、特に大きなものは無かった。その間に大規模な落石で県道が塞がれており、ここが通行止めの原因らしい。
ミドルのプットインを過ぎると、瀬はレベルアップしてクリークの様相とな。落差のあるドロップが続く。侵食されやすい岩質で、流れによって丸く削られ、そこらじゅうにアンダーカットもある。ここは舐めずにクリーク艇にして良かったと心から思った。
いつもと水量が違うため、どの辺りを進んでいるのか、あと幾つドロップを過ぎると核心になるのか、見当がつかない。
ようやく、巨岩に挟まれた狭く特徴的なドロップが現れる。ここが核心部の門。これを抜け、一旦左岸に上陸してスカウティングする。
核心上段の堰堤崩れのドロップは、正面突破は険悪過ぎる。ポーテージも考えたが、最も右の細い傍流のドロップなら問題なく降りられると判断。
続く核心下段のドロップは問題なく降下。
核心を過ぎてほどなくでミドルのテイクアウト。この辺りから流れは一旦フラットになる。
ミドル、ロアーのつなぎのセクションもちゃんとゴルジュ帯になっていて、ミドルほどではない(のでプレイボートやSUPでも楽しめそうだ)が、面白い瀬が続く。
安川が合流してロアーセクションに入る。青少年旅行村を過ぎると、大きなゴルジュに突入し、瀬も本格化する。
100t超えの時に巨大ポワオーバーがあるいくつかの瀬は、ドロップになっている。
ロアー最大ドロップは、左ルートがキーパーが強く捉まり易かった。真ん中を抜けるのが正解。
ロアーセクションは、ミドル、つなぎとは岩質や渓相が変わり、大歩危の様なビッグウォーター。支流が集まって水量が増し、ルートも広がるので、プレイボートでも問題ないだろう。
殿山ダムのバックウォーター手前のいつものロアーのテイクアウトで終了。ロングコースを無事消化した。
40tクラスのミドル、ロアー日置川。100t超えのビッグウォーターとは違った面白さで、これも大アリ。南紀の選択肢が増えた。
【当日のデータ】
水量:殿山ダム流入38t
プットイン:大畑谷川合流大谷畑橋下流入川道
テイクアウト:春日橋
距離:18km
高低差:191m
時間:3.5時間
グレード:クラス3
使用艇:クリークボート
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