神崎川(武儀川支流) 2019.05.19
二日連続で渇水のナガラというのも芸がない。地元のレジェンドにご一緒いただける絶好の機会だったので、お願いして神崎川をご案内頂くことになった。
水量は少なかったが、下るには不自由がない水深がある。なにより碧く澄んでそのまま飲めるような超清流だ。馬瀬川のパステル清美から始まる前半に似た渓相。それなりに落差はあるがプレイボートで十分こなせる程度のものだ。
前半に堰堤がある。右寄りに魚道があるが、階段状の段差以外にも岩がトゲトゲと飛び出していて、ボートを傷めるだけなのでポーテージ。
多少険悪そうな瀬は都度スカウティング。狭い流れなので、ブローチングやピンニングに警戒した。
キャンプ場を過ぎて瀬見峡に入ると、落差は大きく瀬の中に巨岩が目立つようになる。
瀬見峡に入って更にポーテージを3回。1回目は、核心部前半、一見素直に行けそうだが、スカウティングすると流れの3~4割方が右岸の巨岩のシーブに吸い込まれている。それも、上流のルート上から見たら全く分からないタチの悪さで、ここで冒険する必要もないとポーテージを選ぶ。左岸ベタの護岸のヘリが水深30㎝くらい幅50㎝くらいあり、恐々ながらここを歩いてシーブの脇を通過、ラストの2mほどのドロップのみ下りる。
2回目は、その次にある大きくて長い瀬。ログやシーブは無く、ぜひ下りたかったが、最後のところで、流れが極端に狭くなり、岩にぶつかってボートがピンする恐れが大きい。水量がもう少しあれば行けるとのことだったが、無理せずここもポーテージ。
さらに瀬見峡の後半に3回目のポーテージ。流れの真ん中に入った岩に太いログが水面下ギリギリのところにガッチリ入っている。左右どちらの岸からでもいけそうだったが、右岸を担いだ。
その先、大岩が川を塞ぐように林立し流れを分けていて、ログで塞がれたルートもあった。大増水となると、ここはすごいことになるだろう。せいぜい30㎝アップくらいが限界かもしれない。
瀬見峡を抜け、穏やかな流れをしばらく楽しんいるとテイクアウト地点に到着する。
ずっと行ってみたかったこの川に来られて、素晴らしさを知ることができたことはもちろん、ナガラが渇水でも下って楽しめる支流があることが分かったのは大収穫だった。レジェンドに感謝。
【当日のデータ】
水量:(参考)新美並橋0.29m、武儀川谷口-0.52
プットイン:上日原バス停付近入川道
テイクアウト:山県市役所美山支所下スロープ
距離:6.4km
高低差:76m
所要時間:3時間
使用艇:プレイボート
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